旅に出たくなったら

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【実録】海外で盗難被害に遭った話

海外旅行の際、常に気をつけたいのが盗難。

 

盗難はガイドブックの中だけの話ではなく、実際に世界のあちこちで発生しています。

各地で知り合った旅人達と話していると、次々と出てくる被害の数々。

特によく聞くのは財布や携帯のスリです。ズボンやリュックのポケットに入れていたものがなくなるのはよくある話。

スリよりは発生件数が少ないと思いますが、空港などでスーツケースごと奪われる事件も耳にします。

 

今回は盗難に対する意識を変えるきっかけになればと思い、実際に私が遭ってしまった盗難被害の一部始終を公開します。

  

場所はワーホリ先のカナダ。

少し特殊な例ですが、プールの女子更衣室での出来事です。

 

私は水着に着替え、全ての荷物をロッカーに突っ込み、鍵をかけました。

 

補足ですが、カナダのロッカーには鍵がついていません。ロッカーは鍵なしが基本。

鍵をかけるには自分のダイヤルロック(ダイヤル式南京錠)を持参しなければなりません。

 

その日、ダイヤルロックを持って来ていなかった私は、受付で借りた南京錠(明らかに安物)を使ってロックしました。

 

鍵をかけた後は、ロッカーから少し離れた個室でシャワーを浴びました。

時間にして5分ほどだったと思います。

プールへ向かう前に忘れ物(ヘアゴム)に気付いたためロッカーへ戻ってみると、一切の荷物がなくなっていました。

 

ロッカーについているはずの鍵さえ見つからず、どこに荷物を入れていたかも分かりません。

見当をつけて自分の使っていたと思われるロッカー周辺を探してみましたが、やっぱりありません。

 

この状況、どう考えても盗難です。

 

更衣室には不自然なほど長時間ドライヤーで髪を乾かしていた金髪女性がいました。彼女がいかにも怪しい。

 

すぐさま水着のまま受付に行き、スタッフに事情を説明します。

「盗難」という単語が思い浮かばず「荷物がないんです!」と一生懸命訴えましたが、うまく伝わりません。

そうこうしているうちに別の被害者が現れ、「盗難よ!」と言ったことでようやく状況を理解してもらえました。

 

受付の女性スタッフと一緒に現場に確認に向かいます。

 

もちろん、私の荷物ももう一人の被害者の荷物もありませんでした。

 

服さえ残っておらず、こんな格好(水着)でどうやって帰ればいいのかと呆然・・・

カナダで入手したスマホ、愛着のある時計や財布、現金、国際キャッシュカードとして利用していた日本のキャッシュカードも一度に失ってしまいました。

不幸中の幸いでクレジットカードとデビットカードは家に置いてきていました。そして携行品に旅行保険をかけていたことにも救われました。

 

 

その後は、受付のスタッフが用意してくれたタオルにくるまり、警察が来るまで待機。

その間にもプールから上がった女性が続々と被害を訴えて受付にやって来ました。

 

 

警察を待っている間は、被害者同士で何が盗られたのか話して慰め合ったり、心配して声を掛けてくれた方と話をして過ごしました。

「中国語が話せるなら何か助けになれるかも」と声を掛けてくれる方もいて有り難かったです。

 

そのうち何やら動きがあったようで、再び受付のスタッフと何人かの被害者で更衣室に向かいます。

ずっと鍵が閉まっていた更衣用の個室内から被害者の荷物が幾つも発見されたとのことでした。

 

しかし、残念ながら私の荷物はありません。

 

半ば諦めた心境で突っ立っているとスタッフに呼ばれました。

一緒に向かった場所は更衣室内のトイレです。

 

「これ、あなたの荷物じゃない?」

 

そうです。まさにそれです。

 

私のカバンはトイレ個室内のフックに掛けられていました。

中を確認してみると、財布、時計、スマホ、そして手帳やリップというどうでもいい物までなくなっていました。

一方、心配していたシェアハウスのキーは無事でホッとしました。

 

そして着替えはというと、サニタリーボックスの中に放り込まれていました。

よりによって、こんな所に入れなくても・・・

(どうしようもないので汚いのは承知で着替えました)

 

 

やがて2名の警察官が到着しました。被害者が一人ずつ呼ばれ事情聴取が始められます。

 

順番待ちの間に聞いた話によると、その日は街中のプールで盗難被害が発生しており、同一犯の可能性が高いということ。いずれも多くの被害者がいるようです。

 

犯行当時、あの人しか更衣室にはいなかったはず。

私は犯人を見たのに。何もできなくて悔しい思いでいっぱいです。

 

そんなことを思っているうちに事情聴取の順番がまわってきました。

 

いつどんな状況でどんな何(金額にしてどのくらい)が盗られたのか具体的に話した後、担当の警察官の連絡先と event number をもらいます。

「保険会社に提出するので証明書が欲しいのですが」というと、大きな事件じゃないと証明書は発行していないと言われました。

保険金請求時には event number を伝えればいいそうです。

 

帰宅後は日本のキャッシュカードの利用停止、翌日には保険金請求の手続をしました。

 

結局、プールへ行ったのに泳ぐことも出来ず、色々と失い、ダメージを受け、ただただ疲れました。

 

 

私は普段から盗難に注意しているつもりでしたが、それでも被害に遭ってしまいました。

みなさんには私のような目には遭って欲しくありません。

できる限りの対策をして海外旅行(または海外滞在)を楽しんでください。

 

海外旅行(滞在)中に盗難被害に遭わないために

・ズボンのポケットに財布やスマホを入れない

・かばんはファスナーで口が閉じられるものを使う(開いていると手を突っ込まれます)

・かばんは体の前に持つ(リュックもなるべくお腹側に)

・かばんから目を離さない、手を離さない(アイスやマヨネーズをかけられても気を抜いてはいけません) 

・必要のない貴重品、高級品は持って行かない(自らカモになるのと同じです)

・現地に溶け込むような格好をする(旅行者と分かるとスリの標的になりやすい)

・ダイヤルロックを使う場合は安全性の高いものを選ぶ(鍵をかけていても盗られました)

 

 盗難被害に遭ったときのために

・必要以上の現金は持ち歩かない(現金は旅行保険でカバーされません)

・現金やカードは分散させる(上着の内ポケットとかばんの中など)

・携行品の旅行保険をかけておく

・持ち物を把握しておく

・パスポートのコピーをとっておく

・クレジットカード紛失時の連絡先とカード番号の控えをメモしておく